【箸置き】ユニークなノベルティグッズ制作を楽しもう!相談から完成までの道のり【モノづくり相談】

あなたも、自分だけのユニークなノベルティグッズを手に入れたいと思ったことはありませんか?本記事では、イベントで配るグッズを作りたいと相談に来られたユーザーさんの事例をもとに、Kyoto Makers Garageでのモノづくり相談のサービスについて、相談から製作までの流れをご紹介します。これを読んで、あなたもぜひオリジナルグッズ作りに挑戦してみましょう!

モノづくり相談のきっかけ

まちづくりのプロジェクトを企画運営されているYさんは、食とモノづくりを掛け合わせたテーマでイベントを企画していました。イベントに特別な要素を加えたいと考えていたYさんは、参加者に特別感を与えるものを作るアイデアを模索していました。しかし、予算が限られていたため、材料費を削るために廃材を使い、手軽に作れるアイテムを検討していました。そんな中、YさんはKyoto Makers Garageの存在を知り、相談することに決め、ご来店いただきました。

Yさんのグッズ製作条件

・期間2週間
・予算1~2万円
・30名参加のイベントと会食

モノづくり相談の流れ

いらっしゃいませ!
こんにちは。初めての相談なのですが大丈夫ですか?
はい、大丈夫ですよ。どのようなご相談ですか?
じつは、今回「食とモノづくり」を掛け合わせたイベントを企画しているのですが、参加いただいた方の手元に残るオリジナルのグッズを低予算で作りたいなと思っています。イベント自体も2週間後で、何を作るかも決まっていないですが、設計や製作も含めてお願いしたいのですが助けてもらえますか?
はい、もちろんです!
Kyoto Maksres Garageでサポートさせていただくにはいくつかメニューがあります。いまのお話を聞くと、まずは「モノづくり相談」で実現したいことやご予算を簡単に伺った上で、その後のプロトタイプ作成、設計、製作をどのように進めるのが最適なのか、いくつかご提案をさせていただこうと思いますがよろしいですか?
はい、お願いします。ちなみに「モノづくり相談」だとおいくらですか?
「モノづくり相談」は30分で3,300円となります。
はい、わかりました。よろしくお願いします。
ありがとうございます。ではいくつか質問させていただきますね。

いくつか質問をさせていただき、ご要望を伺います。

いまお伺いしたことをもとに、一つご提案させていただきます。「食とモノづくり」のイベントで、手軽につくれて思い出にのこるものでいうと、例えば「箸置き」などはいかがでしょう?
箸置きですか!たしかによさそうです。全員にプレゼントできそうだし、食事会も盛り上がりそうです!具体的にはどうやって進めるのですか?
「ラピッドプロトタイピング」という方法をご存じですか?今回はその方法がいいように思います。
ラピッドプロトタイピングってなんでしょうか?
今回のように時間もなくモノの形状が決まっていない場合は特にですが、思いつくままにまずはいろいろな形で作ってみてすぐに試すことができるんです。そこで活躍するのが3Dプリンタです。それでは、今から3Dプリンタを使っていろんなモデルを箸置きサイズで試作してみようと思います。また2,3日のうちにご連絡しますね。
ありがとうございます!どんなものができるかが楽しみです♪

後日

お待たせしました。いくつか試作してみたのでご説明しますね。
音符型やL字型、眼鏡、イヌなどで作ってみました。
イヌのものは、イヌが首から名札を下げているデザインにしたのですが、名札に来られる方の名前を刻印すると、特別感がましていいんじゃないかと思います。あとはL字型のモデルだと、ほかの形、たとえば貝殻や本の形にアレンジできそうです。

面白そうですね!名前を掘るアイデアはよさそうです。

このようにして、ヒアリングした内容をもとにいくつかご要望にあいそうなものを3Dプリンタで出力し、次のアイデア出しのきっかけを作り、さらにヒアリングをした上で最終的な形を決定しました。

最終完成品

こちらが最終的に作成したものです。

※プロトタイプ作成以降の設計・製作は別途料金が必要です。

箸置き

食のイベントということだったので、全員が使えるように箸置きと台座をセットで作成しました。

また参加される方に特別感を感じてもらうため、台座に個人のお名前をレーザーカッターで刻印しています。

また予算の都合上、材料費をあまりかけられなかったため、アクリル廃材とスズを利用して作っています。

金属部分のスズは溶かして再利用ができるため、この部分のみ回収させていただくことで費用を削減しています。

イベントでの反響

後日、相談者のYさんより、イベント当日参加いただいた方から大好評だったと伺いました。
「どうやって作ったの?」とか「これ廃材なんだ!」など、みなさん興味津々でいろいろ質問されたということです。
相談者と一緒に作り上げたものをほめていただけると、スタッフとしてもとってもうれしいです。

 

自分だけのユニークなグッズを作るためのポイント

アイデアを形にするためには、「そのアイデアの背景やきっかけは何なのか?」という問いを常に頭の中におきながらヒアリングをすることが重要です。
相談者の方が本当にやりたいことを実現できるように提案・質問を繰り返して最終的な形を作り上げていきます。
また、その過程で、とりあえず形を作ってみる、ということも重要です。頭の中でいろいろ考えて完璧だと思っても、モノが出来上がって使ってみるとまた新たに課題に気づくことがよくあります。最初から一発でゴールを求めずに少しずつゴールに向けて進むのが大事だと思っています。
「どうやって作っていけばいいのか?」という悩みには、作りたいもの、その周辺のものに焦点を当て、相談者が抱える不安や疑問を1つずつはっきりさせていきます。Kyoto Makers Garageでは、一緒に解決策を考え、相談者が自信を持って次のステップに進めるよう、サポートを心がけています。

まとめ

今回のモノづくり相談では、レーザーカッターなどを活用して世界に一つだけのオリジナルグッズをつくるお手伝いをしました。
お話をしながらアイデアを膨らませたり、別の角度から提案してみたり、相談しながらモノを作り上げていけるのがモノづくり相談のよいところですね。

モノづくり相談についてもっと知る

Kyoto Makers Garageは、モノづくりに興味があるすべての人々に開かれた場所です。専門的な知識がなくても、スタッフのサポートを受けながらさまざまなプロジェクトに挑戦できます。あなたもぜひ、3Dプリンターを使ったモノづくりの魅力を体験してみてください。

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